中町三丁目町内会創立60周年を迎えて
相談役 野澤 滋享
創立60周年、おめでとうございます。
当町内会は、町田市の市制開始と同時期にあたります。早いもので55周年を祝いお祭りの山車と太鼓を新調したのが、つい最近のように思えます。
小学校4年の新学期に東京都墨田区から戦災を逃れ父親の生まれ故郷である町田に来たのですが、あまりの田舎に茫然とした記憶があります。
まず見渡す限りの桑畑が目に浮かびます。養蚕が盛んだったようです。町田街道が絹の道です。現在の中町三丁目町内会の範囲なかには、家は数件でした。
父の生家は、茅葺き屋根、囲炉裏があって、風呂、便所は、外でした。
いじめにも会いましたが、近所の子供が少なかったので、すぐに馴れ山や川で遊び呆けていました。恩田川で、おぼれそうになり、泳ぎを覚えました。
終戦を迎え、桑畑をつぶし区画整理をして、家が出来てきたころが60年前でしょうか。この頃は、ここから大山、丹沢山塊は、見えました。
昔話は、これくらいにして、これからの町内会は、コミュニテイとして、益々重要な存在になってゆくとおもいます。今後予想される大規模災害、高齢者の見守り、子ども達を中心に安全、安心な町づくりを目指して、みんながこの住んでいるこの中町三丁目を、愛する町、住んでいてよかったなと思う町にしてゆきましょう。町内会、こども会、東会(老人会)に是非ご参加をお待ちしています。